当初から最終日は夫に車で迎えに来てもらい、道中一泊してから自宅へ帰る予定でいた。予定を大幅に早く切り上げて帰宅した前歴があるので、宿は予め決めずに週半ばに予約することにしたものの、木曜日に本気でもう帰りたいと思うようになった時にはすでに予約が完了していたので、心と口にはなるべく蓋をして残りの2日を耐えた。
夫が来てくれてからは肩の荷がすっかり下り、両親とも普通に会話ができていたと思う。夫は私の親の話でも鬱陶しがらずに相槌をうって聞いてくれるところが最高だ。両親は昼食にご馳走を用意してくれて、美味しくて私も夫も満腹になるまで食べた。夫は帰り際に手土産を渡していた。なぜ到着した時じゃなかったんだろうかという疑問は残るが、ちゃんと気が利いて有り難い。私が実家へ向かう際にもお土産を持たせてくれたから、本人が来る時はないかなと思っていたのに。
こう書き出すと、どうして私は実の両親ともう少し上手くやれないのだろうか、こんなにも大人になったのに、とますます自分に嫌気がさすが、しばらくは多分どう転んでもダメなんだと思う。今は少し距離を置きたい気持ちが強い。
そもそも帰省なんてしなければよかったのかとも思うが、頼まれてもいないのに私は夫をしばらくひとりにしてあげたかったのだ。
仕事からは解放されないけれど、子育てからは解放されて家事も最低限でいい生活をさせてあげたかった。仕事に集中してもいいし、いつも通り早めに帰って来て家事もせず録画の消化に勤しんでくれてもいい。そんな生活、多分3年ぶりとかだから。私はこれまでも、夫が自分の実家へ子どもと一緒に泊まりに行ってくれたりしてお暇をもらっていたが、反対にしてあげることが出来ていなかったから。
まぁそんな感じでどうにかこうにか7日間の帰省を終えた。
明日は牧場かどこかへ寄って午後には帰宅する予定。夫の有り難さを噛み締めた帰省だったので、自宅に帰ってからも感謝しながら日常を過ごしたい(多分無理)。